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「フレイル」をご存知ですか?

こんにちは、紬の伊藤です。

今日も朝から雨模様です。

降雪予報が出ておりましたが、横浜では雨となりました。

雪が降ると少し気分が上がってしまう私は、雪ではなくて少し残念と思ってしまうのでした…

 

年が明け3週間が経ちました。

紬では、お客様と新年の挨拶がまだ続いております。

年末年始の過ごし方や、今年の抱負など、たくさんの事をお話させていただいております。

もちろんマスクを着用しながらの会話となりますが、こうしてお客様とコミュニケーションを図らせていただけることが本当に有難いと思うのです。

 

最近お客様とはこんなお話をすることがあります。

「在宅勤務で、ちょこちょこお菓子など食べてたり、運動量が減っているせいか体重が増えてしまった…」や、逆に新型コロナウイルスの感染予防のために外出を控えている方などは

「体を動かさないからお腹がすかなくて食べる量が減った。少し痩せてしまった…」

 

新型コロナウイルスの感染予防の観点から、私たちの生活スタイルは大きく変わりました。

その中で心配されているのが、コロナ禍で増加が懸念されるフレイルです。

 

「フレイル」とは何か、ご存知でしょうか。

紬で愛読している『暮らしの手帳』には、こう書かれております。

 

フレイルとは、「健康な状態」から、加齢によって体や心が衰え、「介護が必要となる状態」となるまでの、その間の状態を示します。衰弱や脆弱を意味するフレイルティ(Frailty)という英語が語源です。

重要なのは、この段階で衰えに気づい生活習慣を改善すれば、介護が必要にならずに、健康な状態に戻れることです。

 

糖尿病、貧血、心臓病、呼吸器疾患などの慢性的な病気を持つ人、また家に閉じこもりがちで活動量が少ない人は、フレイルになるリスクが高くなります。フレイルになると風邪から肺炎になったり、転倒・骨折しやすくなったりして、寝たきりや死亡するリスクも高まります。新型コロナウイルスの感染予防のために外出を控える高齢者が多いことから、フレイルや要介護になる人が増えるのではないかと心配されているのです。

 

フレイルには、身体的、精神・心理的、社会的の3つがあります。

身体的フレイルは、体の機能が低下した状態で、食が細くなったことによる慢性的な低栄養、

精神・心理的フレイルは、軽度認知障害がある、抑うつ状態にあるなど、脳や心が衰えた状態です。

社会的フレイルは、外出や社会参加の機会が減って家に閉じこもるなど、社会から孤立した状態を指します。

 

フレイルのリスクが高まるのは65歳以上ですが、40~50代における健康状態と生活習慣も将来のフレイル進行に大きく影響します。

 

 

 

 

フレイルの改善と予防ののカギとなるのが食事と運動です。

 

低栄養を防ぐためには、主食、主菜、副菜にさまざまな食品を取り入れて、体に必要な栄養源をしっかり確保することが大切です。

準備体操としてラジオ体操やストレッチをしたうえで、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動、筋力アップ運動やバランストレーニングを組み合わせて筋肉量を増やすことも大切です。

 

ちなみに紬では、開店前に4人でラジオ体操をしています(笑)

ラジオ体操後は体がポカポカします。体の準備が整った証拠なのだと実感します。

いつも準備体操で終わっているので、お休みの日などは有酸素運動と筋トレを取り入れていきたいです!

 

精神・心理的フレイル、社会的フレイルを防ぐためには、仕事、趣味、地域活動などへの参加などで外出する機会を増やし、人とのつながりを保つことも重要になります。新型コロナ状況下でも、いわゆる3密を避けつつ、人との交流を保つことは可能です。電話やメール、オンラインツールなどを使って、家族や友人との交流を深める方法もあります。

 

紬という場所でヘアデザインを楽しみながら、感染対策に十分気をつけ、紬のメンバーやお客様同士がコミュニケーションを図り、フレイル予防にお役立てすることができたら、こんなに嬉しいことはありません。

 

長々と書いてしまいました…

このコロナ禍で、フレイル予防が高齢者だけの問題ではなく、私たちの問題としてしっかりと受け止め、毎日を丁寧に過ごしていくことが大切だと思います。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。