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ヘアケアのお話。

今晩は。

 

紬の佐々木です

 

今日はシャンプーの働きと成分のお話をしたいと思います!

 

前回菜穂子さんが、紬日記でヘッドスパのお話をしています。

もう少し詳しく日記に載せますのでお楽しみに!

 

紬で使用するシャンプー、トリートメントは髪の毛や頭皮の状態を診て、その方に合った商材を使用しています。

もちろん、スパの時も同じです。

 

「髪を洗う」という行為の起源は、紀元前に存在した古代エジプト王朝やペルシャ帝国などの文明において、

神様に祈りを捧げる「みそぎ」だったという説。

 

そもそも「shampoo」の語源は「押す」を意味するヒンドゥー語で、

それがいつしか「マッサージ」という意味で使われるようになり、

お湯や薬草を用いた頭皮マッサージをすることから、洗髪を「shampoo 」とするように

なった歴史があります。

 

起源を探るとインドに行き着きます。

 

 

日本に「シャンプー」という言葉が登場したのは、1939年(昭和6年)です。

 

シャンプーの目的は

 

髪の毛や頭皮の汚れをとる事です。

 

この「汚れ」とは、

ほこりやワックス剤、スプレーやスタイリング剤などの外因性のよごれと、

汗や皮脂、フケなどの内因性の汚れなど

大きくわけて2種類ありますが、このような汚れはお水ではなかなか除去できません。

お湯洗いであればやく80パーセントは除去できますが、ヘアアイテム剤や皮脂などに

関しては、完全には拭いきれません。

 

特に油汚れに関しては洗浄成分を使用するのが主なので、そこで開発されたのが

「界面活性剤」です。

 

「界面活性剤」は本来混ざりあわない水と油を、混ざるようにする作用のことで、

その力を利用して汚れを落とします。

 

ただ、体の表面に残しておかなくてはいけない最小限の油分の膜まで落としてしまうので、

界面活性剤をむやみに使用すると肌や髪の水分が失われてしまうおそれも・・

 

そこでこの弱点を改善したのが「ラウレス硫酸Na」でした。

 

これは本来は人体に適さない成分ではありますが、肌深くに浸透しない構造になっており、

肌トラブルは少なく、今では世界中のシャンプーの代表的は洗浄成分になっています。

 

また、シャンプーの洗浄成分には自然由来のものと石油系のものの2種類あり、

 

自然由来の主な成分は「アミノ酸系」「ベタイン系」「脂肪酸系」。

自然系成分の中でも敏感肌におすすめの「アミノ酸」は人の人体の20%を占めるタンパク質の

一種なので、刺激も控えめです。やさしい洗浄力で頭皮にも優しいのが特徴です。

 

・シャンプー3つの種類

 

1 アミノ酸系シャンプー

・髪や頭皮にとても良い。適度な皮脂を残して洗う事ができるため、

洗いすぎによる保湿成分の低下を防ぐ。低刺激で頭皮と髪に優しいが

洗浄力がやや弱い特性。

 

適したタイプ・・・敏感肌、抜け毛が気になる方

主要成分 ・・・・「ラウロイル」「ココイル」など

 

2 石けん系シャンプー

・成分に石けんを使用しているシャンプーで、アルカリ性で洗浄力が高いのが特徴。

 使用後に髪のキューティクルが開いてしまうため、洗髪直後は髪に油っけが無く

 ぱさぱさした状態になる。そのため、酸性のリンス剤を併用することが望ましい。

 肌にも比較的やさしい。

 

適したタイプ・・・頭皮が普通の方、頭皮が脂性肌の方、髪が短い方

          カラー、パーマをしていない方

主用成分・・・・・「石けん素地」「脂肪酸」

 

3 高級アルコール系シャンプー

・一般的に市販されているシャンプーの大半を占める。以前は石油系ともいわれていたが、

 成分の大半が植物原料に変わり、アルコール系と呼ばれる。高い洗浄力や自己修復成分、

 滑らかな指どおりが特徴。刺激が比較的強い。

 

適したタイプ・・・頭皮が弱くない方、脂性の方

主成分 ・・・・・「ラウリル」「ラウレス」「硫酸」など

 

 

メリット、デメリットがありますので、自分の今の頭皮や髪質を相談の上

適した商材を使用しましょう!!

次回はコンディショナーとトリートメントの違いのお話を・・