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思いもよらない出会い。

こんにちは。

紬の佐々木です。

 

明日から夏休みも終わりまたしっかり

働きます!!

 

昨日山から下りてまいりました。

 

折角なので少し寄り道をいたします。

 

登る前に気になった諸国民芸店「みちのく」

 

思った通りの良きおみせです。

 

こちら「みちのく」創業63年だそうで、店主が集めてきた色々な民芸品が置いてあります。

隣に喫茶店もあり、本当なら珈琲でも頂きながらゆっくりと過ごしたら・・・仕方ないっす・・。

 

 

 

 

子供達も沢山の昔からある玩具に

目を輝かせ遊んでいました。

 

ご主人も一つ一つ丁寧に玩具を教えて頂き

長男は聞き入っておりました。

 

クルクル回すと蝉の音がする玩具。

こちら「風の谷のナウシカ」のナウシカが

蟲の動揺を鎮めようと回す「蟲笛」

のモデルになった玩具です。

 

こっちは「うぐいす笛」

ずっと子供たちは吹きっぱなしです(笑)

 

 

全国の民芸品・・・

 

無意識に自分達の生まれ故郷の民藝を

探してしまいます。

 

南部鉄器、焼き物、こぎん刺し、すず竹籠

ん・・・

 

おっ!!

 

ん・・・

なんだこの籠!?

すげぇ作りがいい・・・・

 

「すいません・・・この竹籠なんですけど・・」

 

店主「これいいでしょう!岩手の一戸で作ってる籠ですよ。」

 

「はい・・。岩手出身者でして」

 

店「あぁそうなんですねぇ・・作り手も減ってきて良い物が段々とねぇ・・・

全国でも職人さんもいなくなって途絶える物もあるんですよ・・・」

 

聞くと技術の継承者が減ってきているとの事・・・

熟練の職人が高齢で減り、人々に地区センターなんかで

ワークショップなどで教え、地域活性や地域産業発展など

全国でその活動は広まっています。

 

伝えよう、残そうと、今の物も確かに良い・・

でも、昔の物の方がもっと良い・・・。

 

竹の質から編み方の緻密さ・・・

生活に馴染むように丈夫でしっかり作っているのが感じられます。

 

この籠を作ったかたはもう居ないんだとか・・・・

 

巧みな技術は伝える事は出来ませんが、

 

ずっと大切に使い後世に残していく事は自分達にはできます。

 

物が増え、便利になる世の中。

 

やさしく大切に使い、痛んだら直して使っていく事もまた大事な

事ではないかとつくづく実感しました。

 

子供達にもこの想いは継承していけたらいいなと・・・

 

いい夏休み休みでした。