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気胸のこと④(2回目の入院・手術)

こんにちは、紬の伊藤です。

引き続き、気胸のお話を続けてまいります。

 

手術日が決まってからも、先生方は手術日の調整をこまめに行ってくれ、手術日が1日1日早くなり、入院11日目の朝、朝食が終わり仕事をしていると、看護師さんが急いでいる様子で訪室してきました。

「佐々木さん、今日の午後手術できるかもしれないって!どうする?急だから気持ちの調整難しいよね。」

本当に急で驚きましたが、返事は決まってます。

「お願いします!」

 

 

朝食の終了時間と最終飲水時間から、手術は14時以降となり、執刀医の呼吸器外科の先生と初めて顔を合わせます。

白髪交じりのボブヘアスタイルの呼吸外科の先生は、気さくで話しやすく、マスクをしていますが目の表情は柔らかで、威圧感の全くない安心感のある印象でした。

 

ずっと晴れが続いていたのに、この日だけ雨の一日で…

「こんな曇り空で雨の日は、手術をしましょう!」

 と時々理解に困ることを言ったりしますが、私としては本当に親しみやすく、

「手術頑張ろうね」と差し出した先生の手は、何度も手洗い消毒を繰り返している乾燥している手で、温かくがっちりとした手で、何だか気持ちが落ち着きました。

 

 手術準備の合間に青森の母親に電話をし、様々な病気で数回手術経験のある母からの言葉と、この日はちょうど紬はお休みだったため、正春さんと一緒に手術の説明を受けることができ、手術決定から短時間での手術準備でしたが、気持ちが不安定になったりはしませんでした。

手術同意書にサインをし、すぐ手術室へ向かいます。

 

 

麻酔科の先生とは手術直前に顔合わせをし、同意書にサインし、いざ手術室へ。

手術室には、麻酔科医、看護師など5、6人のスタッフの方がおり、手術台に横になると、確認ため私に関する質問を次から次へとしてきます。

 

点滴から麻酔薬を入れる際、執刀医の先生が来てくださり、安心して目を閉じた記憶があります。

 

 

 

「佐々木さーん、旦那さん来てますよー」

麻酔から覚めると、正春さんが見えて安心しました。

執刀医の先生が正春さんに話しているのもうっすらと聞こえ、無事に終わったんだなと思いました。

 

 

術後はICUに入り、一晩過ごしました。

日付が変わったくらいから痛みが出てきて、時間が過ぎるのが本当に遅く、早く朝になってほしいと思いながら何度も時計を眺めていました。

 

翌朝6時に執刀医の先生がみえ、状態観察後、手術結果を簡単に説明をしてくれました。

痛みで険しい表情をしているだろう私に、

 「佐々木さん、退院したら何食べたい?奢ってあげられないけど…」

「佐々木さんはお酒は飲む?青森も美味しいお酒あるよね。新酒が出回る季節だけど、退院後はお酒は控えてね」

 と、少しの時間でも痛みや苦痛が頭から離れるように、自然に話題転換をしてくださり、何気ない先生のお気遣いが本当に嬉しく感じました。

 

 

手術結果は、肺に1つ、横隔膜に3つ暗赤色の血豆のようなものを確認し、すべて切除。

病理検査の結果待ちで確定診断となるが、血豆のようなものは子宮内膜組織の可能性が強い。

 今回の気胸の原因は、肺に1つ確認された暗赤色の病変からの空気漏れであると考えられる。

 

 

 一般病棟に移り、レントゲン検査にて術後の経過良好にて、胸腔ドレナージのチューブを抜去しました。

シャワー浴の許可がおり、2週間ぶりのシャワーに気持ちが良すぎて感動でした。

 

手術後3日目、チューブ抜去後のレントゲン検査異常なし、手術創部も問題なく退院となり、今回の診断は病理検査結果待ち、2週間後に呼吸器外科と婦人科外来フォローで今後の治療方針検討となりました。

 

 

退院して自宅に戻ると、今回も平日のため、子供たちは学校、正春さんは仕事で、くら(猫)が出迎えてくれました。

 

 

そして今回も、仁さんと靖子さんには心配と迷惑をかけてしまいました…

退院後の紬お休みの日、退院のお祝いとケーキを買ってきてくれ、仁さんと靖子さんの優しさにまた涙してしまう私でした。

 

次回へ続きます⇒気胸のこと(病院スタッフさん)